フェイブルネージュ（2011年生、母ミセススノー）

フェイブルネージュ（2011年2月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「小雪（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時9歳）と交配したミセススノーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地24戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

10月5日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレッドメイヴをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月24日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2014年）

5月24日、約6か月の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

4歳（2015年）

1月17日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したバンザイを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月14日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したスズカシャーマンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月4日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったドラゴンストリートに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月2日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた11戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のイントロダクションに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

5歳（2016年）

3月26日、約10か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5月8日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月5日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したフライングレディにハナ差届かず2着に惜敗した。

7月9日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の八雲特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月20日、中3週で迎えた18戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1500m 小雨/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

10月29日、中9週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の柏崎特別（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は中井裕二騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したラベンダーメモリーにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月20日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（6戦1勝）。17頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、最後はティーエスクライと並んで3着同着となった。

12月17日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したアッフィラートを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6歳（2017年）

1月8日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中井裕二騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

3月5日、中7週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中井裕二騎手（9戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクリノサンスーシに1馬身1/4の差をつけて久々に勝利を挙げた。

3月26日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中井裕二騎手（10戦2勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。