スピーディーパワー（1993年生、母リキアイオースター）

スピーディーパワー（1993年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時5歳）と交配したリキアイオースターが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）アイオイファーム。戦績は、中央平地9戦1勝、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

2月24日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（1997年）

3月2日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のマウンテンワールドに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（京都芝1600m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

6月7日、中4週で迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

6月21日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下の横津岳特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた9戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5歳（1998年）

5月16日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、根子岳特設（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた11戦目は、中島洋三騎手を鞍上に迎えて、中岳特設（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月19日、中5週で迎えた12戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた13戦目は、サードニックス特設（佐賀ダート1700m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。