ハルノトゥーリ（2019年生、母エーシンウェンディ）

ハルノトゥーリ（2019年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「春+風(フィンランド語)。春のように落ち着いた牝馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時12歳）と交配したエーシンウェンディが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大北牧場。主な勝ち鞍は2022年のフリージア賞( 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アフリートファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、丸山竜一によって286万円で落札された。

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月28日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は476kg。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

10月10日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

11月28日、中6週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3歳（2022年）

1月16日、中6週で迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き15着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は原優介騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた6戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のフリージア賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエクメディレーザーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた8戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田勇真騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月9日、連闘で迎えた9戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田勇真騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月17日、連闘で迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマーゴットリリーに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月31日、中1週で迎えた11戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（4戦1勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゲンパチラブハートを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗れた。

6月21日、連闘で迎えた13戦目は、3歳戦のラークスパー賞（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（5戦1勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のタツナミソウ特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田勇真騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦の石崎奉燈祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田勇真騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた16戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登巌門賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた17戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエキサイティングリレーin浦和賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた18戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた19戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2023年）

3月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた20戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた21戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、観光するならさいたま市賞（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた22戦目は、一般C3三四（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のハーモニージョーイを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

7月19日、中2週で迎えた25戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

8月31日、中5週で迎えた26戦目は、一般C3四五（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた27戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた28戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた29戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（8戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3一二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（9戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

12月26日、中4週で迎えた31戦目は、川越藩のお蔵米記念（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡田大騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。