オーウェンバローズ（2019年生、母シアトルサンセット）

オーウェンバローズ（2019年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「『生まれの良い』、『戦士』の意味を持つ人名より+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンラー（当時11歳）と交配したシアトルサンセットが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2023年の一般C2八。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、猪熊広次によって2,255万円で落札された。

辻野泰之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月28日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。17頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

3歳（2022年）

1月23日、中3週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月30日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたミッキーワンダー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月22日、中2週で迎えた4戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月25日、中4週で迎えた5戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

7月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

8月28日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

2022年9月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月3日、中9週で馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた8戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、ほうおう座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

11月14日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた9戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、勝ったオニクダイスキマンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

12月7日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2七八九（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

4歳（2023年）

3月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月18日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた12戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

6月26日、中6週で迎えた14戦目は、ヘラクレス座特別（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた15戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

8月6日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボンバーキャットに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月20日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月12日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。