パワーショウ（2007年生、母スリルパッション）

パワーショウ（2007年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「彼の力を見せつけるショウになるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時15歳）と交配したスリルパッションが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）吉田ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月29日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

3歳（2010年）

1月11日、中5週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

3月21日、中5週で迎えた4戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

5月23日、中8週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 雨/良）に出走。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のコスモピアチューレをクビ差振り切って初白星を挙げた。

7月25日、中1週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、5着に入り込んだ。

8月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

8月15日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

4歳（2011年）

5月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

8月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦1勝）。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では決め手が足りず16着に終わった。

10月23日、中8週で迎えた14戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

11月20日、中3週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。