ビューティーモズ（2008年生、母ペルファヴォーレ）

ビューティーモズ（2008年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「美しい＋冠名（地名）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時8歳）と交配したペルファヴォーレが12歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は目黒牧場。戦績は、中央平地13戦4勝。主な勝ち鞍は2012年の瀬波温泉特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月21日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2011年）

5月21日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

7月16日、中7週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のデザートオアシスをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

10月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

11月26日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のブラックアテナに3馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

4歳（2012年）

1月21日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で池添謙一騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

7月14日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタマモクララを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

8月12日、中3週で迎えた12戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシルクエステートに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月25日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の宮崎ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。