セイウンゲイル（2001年生、母ハヤテミキコ）

セイウンゲイル（2001年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名より風を連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のエムアイブラン（当時9歳）と交配したハヤテミキコが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道茅部郡砂原町、生産者は石嶋仁。戦績は、中央平地7戦0勝、地方25戦9勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上C1。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

2月22日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

8月21日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた3戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナティービット特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

11月7日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、一般C4 12（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月27日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた5戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C4 14（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月12日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4 16（高崎ダート1330m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（2005年）

2月1日、中6週で迎えた7戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月15日、中1週で迎えた8戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモユリウスに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月27日、中1週で迎えた9戦目は、セントレアライン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた10戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のハートフルライズに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2006年）

1月5日、約10か月の休養明けで迎えた11戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

2月12日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた14戦目は、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤士津八騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で加藤士津八騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤士津八騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた17戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブルーペガサスに約14馬身の大差をつけて久々に美酒を浴びた。

7月30日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゲイリーピアーに2馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

8月13日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安東章騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマンテンヒメに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月3日、中2週で迎えた20戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクラボンジュールに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月19日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモシビアに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月15日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラックアスリートに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月4日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタニノミサイルに1馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

12月24日、中6週で迎えた24戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、トキ特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

6歳（2007年）

1月8日、中1週で迎えた25戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた26戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、キジ特設（佐賀ダート1750m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

3月24日、中5週で迎えた28戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。