ロードウィステリア（1996年生、母Queen to Conquer）

Lord Wistaria

1996.05.01

ロードウィステリア（1996年5月1日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のFairy King（当時14歳）と交配したQueen to Conquerが21歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地11戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額7,000万円（35万×200口）で一口馬主が募集された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

11月8日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るホクトミラクルを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた2戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のさざんか賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（1999年）

1月5日、中1週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の若竹賞（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月26日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったトラストミュウツーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のアマリリス賞（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

8月14日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の定山渓特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったカートゥーンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下の下総特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたオンワードボニート決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6歳（2002年）

3月9日、約30か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた10戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

11月17日、約8か月半の休養明けで迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。