スリーエンペラー（2009年生、母スリーエチュード）

スリーエンペラー（2009年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋皇帝」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカマンボ（当時8歳）と交配したスリーエチュードが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方15戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上C1-4。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

12月17日、デビュー戦は武英智騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

3歳（2012年）

5月12日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月23日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武英智騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びを欠き16着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で武英智騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武英智騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

8月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武英智騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

10月13日、中6週で馬体重を前走からさらに25kg増やして迎えた8戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月23日、中9週で迎えた9戦目は、天狗岳賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

4歳（2013年）

1月4日、中1週で迎えた10戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったフレンドリードレスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

1月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したロングストライドを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中2週で迎えた12戦目は、立春特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカシノレインボーに半馬身届かず2着に敗北した。

2月24日、中1週で迎えた13戦目は、サンライズ特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモウィローを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

3月17日、中2週で迎えた14戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズグランプリ（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったコスモウィローに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月19日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったコスモウィローに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月12日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のフクノハルカゼをハナ差振り切って2勝目を奪取した。

6月2日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

8月15日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（8戦2勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月16日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（9戦2勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

10月20日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（10戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月24日、中4週で迎えた22戦目は、ウインター特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で倉富隆一郎騎手（11戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。