フィールドスピカ（2007年生、母フィールドブーケ）

フィールドスピカ（2007年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋おとめ座のα星」。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時18歳）と交配したフィールドブーケが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ダイヤモンドファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2009年のルーキーチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ダイヤモンドファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。13歳のとき、エレガンスから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、山春牧場によって66万円で落札された。

国信満厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

4月29日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた2戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンサンフロアを上がり1位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

7月7日、中7週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

8月8日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

9月19日、中5週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月1日、中1週で迎えた7戦目は、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したカホマックスに半馬身届かず2着に敗北した。

11月29日、中3週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

3歳（2010年）

2月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

9月19日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

11月20日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

12月28日、中4週で迎えた13戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦のウインターテール賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4歳（2011年）

1月17日、中2週で迎えた14戦目は、初鷹スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。