ジュメイラ（2006年生、母メイショウベルバラ）

ジュメイラ（2006年5月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「美しい（アラビア語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウオウドウ（当時11歳）と交配したメイショウベルバラが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は上田五十詞。戦績は、中央平地3戦0勝、地方6戦3勝。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上C1二。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

1月25日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は402kg。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

6月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月1日、中4週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

4歳（2010年）

1月27日、約6か月の休養明けで迎えた4戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のリチェルカーレをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月17日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のガナドールをクビ差振り切って制した。

4月8日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

4月22日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラディアナを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。