メイショウバリウス（1989年生、母メイショウハッピー）

メイショウバリウス（1989年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイゼンシルバー（当時8歳）と交配したメイショウハッピーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中地康弘。戦績は、中央平地21戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1992年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

高橋直厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

11月10日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月17日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず3着に敗れた。

11月24日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワイドスイセイに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1992年）

1月12日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下の若菜賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は力尽きて14着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下の寒梅賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（5戦1勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた7戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の梅花賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた8戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスイートジェシカを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月19日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳オープンの春蘭ステークス（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

5月17日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

6月6日、連闘で迎えた12戦目は、4歳900万下の白藤ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた13戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルクラウンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月12日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（中京芝1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は村本善之騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松永昌博騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

4歳（1993年）

6月13日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上900万下の鷹取特別（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

5歳（1994年）

3月12日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたスカーレットアモン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月20日、連闘で迎えた19戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（10戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、抜け出したシャイニングベルにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月24日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下の両津湾特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。