ベルウッドツルギ（2012年生、母ボンビバン）

ベルウッドツルギ（2012年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋北アルプスの剣岳より」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時9歳）と交配したボンビバンが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方19戦1勝2着4回。2015年の初夏賞(地方重賞)で3着に入った他、2015年の古伊万里賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月28日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

9月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

11月22日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

12月20日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

3歳（2015年）

1月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

2月22日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリンノレナチャンを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の古伊万里賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の佐賀桜花賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

4月25日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンアンカーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

5月10日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、3歳戦の鯱の門特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルジャストに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

5月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の初夏賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の虹ノ松原特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったコスモスピカに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月5日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦の川上峡特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で田中直人騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の肥前特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で田中直人騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた16戦目は、3歳戦の七ツ釜特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で田中直人騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の佐賀城特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で田中直人騎手（10戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦のバルーン特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田中直人騎手（11戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月4日、中2週で迎えた19戦目は、わし座特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で田中直人騎手（12戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月17日、中1週で迎えた20戦目は、ムーンライト特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で田中直人騎手（13戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた21戦目は、うお座特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で田中直人騎手（14戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したミッキーピオーネを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

11月22日、中1週で迎えた22戦目は、神楽月特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で田中直人騎手（15戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた23戦目は、カシオペア座特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で田中直人騎手（16戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた24戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、ケフェウス座特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

4歳（2016年）

1月11日、中1週で迎えた25戦目は、おうし座特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。