シゲルオイチ（2007年生、母ステージママ）

シゲルオイチ（2007年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋織田信長の妹・お市の方より」。毛色は栗毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時11歳）と交配したステージママが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方19戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エバグリーンセールスコンサインメントから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、ホウセイ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって210万円で落札された。

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

3月28日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず17着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

9月12日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、清水裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた7戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のシゲルノブナガに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月3日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月10日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月16日、連闘で迎えた10戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したマイコハンにアタマ差届かず2着となった。

11月13日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るドクトルバンダを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を掴み取った。

11月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオペラサウンドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月5日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のビッグルーキーに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（2011年）

1月9日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアマゾニアンをハナ差振り切って5勝目をマークした。

1月16日、連闘で迎えた17戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップin saga（第2戦）（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた18戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 小雪/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は山下裕貴騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた20戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、ベストテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は山下裕貴騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は清水裕一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月5日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水裕一騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。