タイセイキューティ（2020年生、母ボストンサクラ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、ディスティニーファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって1,430万円で落札された。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月22日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

3月12日、中6週で迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

6月18日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のレディエンフェイスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月9日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシルバーニースを半馬身振り切って雨中の戦いを制した。

11月26日、中6週で迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスのアプローズ賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

4歳（2024年）

2月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4月20日、中7週で迎えた8戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエリーズダイヤを半馬身振り切って制した。