ヴァンガードシチー（2012年生、母シャイニングスルー）

ヴァンガードシチー（2012年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「先鋒、先陣＋冠名。常にレースの先頭に」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時13歳）と交配したシャイニングスルーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、友駿ホースクラブ愛馬会によって1,050万円で落札された。

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,800万円（3.6万×500口）で一口馬主が募集された。

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

10月25日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したキングイマデショウに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月29日、連闘で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

3歳（2015年）

2月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

3月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ウイングチップに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月18日、中3週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のビーハグに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月16日、中3週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。