ワンダーアティナ（1987年生、母グリーハスター）

ワンダーアティナ（1987年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスポーツキー（当時15歳）と交配したグリーハスターが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木下牧場。戦績は、中央平地35戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は1990年の若戸特別(500万下)。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

7月16日、デビュー戦は原田聖二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

9月10日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったクィーンズキッスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

9月24日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月1日、連闘で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた5戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったノースヒルオーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月18日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったイナドチェアマンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のミスターコウミョウに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1990年）

5月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下の野苺賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月30日、中4週で迎えた10戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下のすいれん賞（中京芝1800m 雨/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は北川和典騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したディクターガールにアタマ差届かず2着に惜敗した。

7月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の若戸特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のクレセントスターに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

8月25日、中3週で迎えた13戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の有松特別（中京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は北川和典騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月7日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったユーセイフェアリーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月21日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（京都芝2000m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北川和典騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

12月2日、連闘で迎えた19戦目は、P.デイ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’90ゴールデンサドルトロフィー（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北川和典騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

4歳（1991年）

1月15日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず13着に終わった。

4月28日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の紫野特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた24戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の浜名湖特別（中京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は原田聖二騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（5戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したウオーターカーラにアタマ差届かず2着に惜敗した。

8月24日、中1週で迎えた29戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下の多治見特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（6戦1勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月6日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイショウレグナムを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月19日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

5歳（1992年）

4月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた34戦目は、5歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手（7戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた35戦目は、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（8戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。