ケイプエマラティ（2005年生、母Anotheranniversary）

ケイプエマラティ（2005年2月6日）は、イギリスで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋母父名」。毛色は鹿毛。種牡馬のCape Cross（当時11歳）と交配したAnotheranniversaryが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦1勝、地方21戦0勝2着7回。主な勝ち鞍は2008年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

2歳のとき、畠山牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月19日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスワンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月26日、連闘で迎えた2戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

5月4日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

6月15日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって17着に終わった。

11月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた5戦目は、3歳以上500万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

4歳（2009年）

1月5日、中6週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

2月15日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（5戦1勝）。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

2月22日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場勇人騎手（6戦1勝）。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて16着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

6月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

7月22日、中4週で迎えた11戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

10月1日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、ワイルドオーキッドに交わされて2馬身半差の2着となった。

10月13日、中1週で迎えた14戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、コスモイーゴリに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた15戦目は、11月3日はJBC特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた16戦目は、デイリー昆陽特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた17戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた18戦目は、2009ファイナルステージ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、マキハタスプーンに半馬身交わされて2着となった。

5歳（2010年）

1月13日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったジムカーナに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月10日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

3月18日、中1週で迎えた23戦目は、つばき賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた24戦目は、やまぶき賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、スナークホーオーに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月15日、中1週で迎えた25戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月5日、中2週で迎えた26戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた27戦目は、JRA姫路場外特別（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた28戦目は、太子ひまわり特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（9戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ユメヲカナエルに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（10戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミッキーハンターに半馬身交わされて2着となった。

8月3日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は板野央騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。