ワンダーノンブーレ（2003年生、母ワンダーステラ）

ワンダーノンブーレ（2003年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋名声（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のデヒア（当時12歳）と交配したワンダーステラが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林孝輝。戦績は、中央平地15戦0勝、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年のM&Kジョッキーズカップ（第3戦）(一般C1 C2)。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

2月26日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

6月10日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

7月22日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた4戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

8月27日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月30日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で船曳文士騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着を確保した。

10月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で船曳文士騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月31日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のイガノエリザベートに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2007年）

1月17日、中1週で迎えた9戦目は、後藤孝鎮騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったナガノコバンからハナ差の2着に甘んじた。

1月23日、連闘で迎えた10戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第3戦）（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のナガノコバンに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月11日、中2週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

3月18日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

4月28日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。最後は脚色が鈍り17着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた16戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

8月11日、中6週で迎えた17戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

5歳（2008年）

1月27日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。