イノチクレナイ（2012年生、母マイティーボタン）

イノチクレナイ（2012年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「命＋紅色」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時11歳）と交配したマイティーボタンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、中央平地8戦0勝、地方9戦0勝2着6回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山岡ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、西村和夫から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、小林祐介によって291.6万円で落札された。

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

8月24日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は420kg。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた2戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

11月24日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた5戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

3歳（2015年）

1月4日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は義英真騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた9戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、シーテッドリバティに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、アスカノホマレに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中2週で迎えた11戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、バニスターに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中1週で迎えた13戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月31日、連闘で迎えた14戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったプリンセスプランに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エイシンスターズにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月11日、中2週で迎えた16戦目は、遠藤健太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったハンターワディに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中2週で迎えた17戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。