カズノブラック（1999年生、母セノエティアラ）

カズノブラック（1999年6月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時13歳）と交配したセノエティアラが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）中山牧場。戦績は、中央平地33戦1勝2着4回、地方9戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

3月2日、デビュー戦は鹿戸雄一騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての4番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたフジアジュディ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月14日、中1週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツイントップ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイショウプリンスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月29日、中6週で迎えた6戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月8日、連闘で迎えた7戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

4歳（2003年）

1月22日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた11戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた12戦目は、マーチ特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた13戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

8月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた15戦目は、ファビィホイップ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた16戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月25日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったジェネスサンダーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

11月15日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったシンボリブレイドに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月6日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のトウショウシュートをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

12月28日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5歳（2004年）

1月31日、中4週で迎えた21戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

6月27日、約5か月の休養明けで迎えた22戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月25日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

9月20日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月10日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（7戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6歳（2005年）

6月11日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた29戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。0着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

9月28日、中8週で迎えた31戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（8戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったダイナマイトソウルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月13日、中1週で迎えた32戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、オパールスター賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったハイエストシチーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月29日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（9戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したドラゴンキャプテンに3/4馬身届かず2着となった。

11月12日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（10戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7歳（2006年）

1月8日、中7週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた36戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月3日、中8週で迎えた37戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、キンセイジャックに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月22日、中6週で迎えた38戦目は、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（11戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったエンゲルジークにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8歳（2007年）

7月15日、約11か月の休み明けで迎えた39戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

9月9日、中7週で迎えた40戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

9月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた41戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた42戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（7戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。