マチカネフクノカミ（2004年生、母マチカネベニツバキ）

マチカネフクノカミ（2004年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋福の神」。毛色は栗毛。種牡馬のマチカネタンホイザ（当時15歳）と交配したマチカネベニツバキが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）待兼牧場。戦績は、中央平地30戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月27日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。17頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

11月25日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

3歳（2007年）

3月31日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2500m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月15日、中1週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のメジロアルタイスに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月9日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

10月13日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京芝2300m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、コーリンヴァリウスに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月6日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

3月8日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

3月29日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月26日、中3週で迎えた14戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

11月15日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

12月20日、中4週で迎えた17戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったティズインパルスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2009年）

1月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた19戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた20戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/重）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のタキオンバッハをアタマ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

3月21日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた24戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（札幌芝2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

9月5日、中7週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

10月10日、中4週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（2戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

6歳（2010年）

4月11日、約4か月の休養明けで迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（5戦1勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。