イガノセレブ（2000年生、母マルセイフォーユ）

イガノセレブ（2000年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋輝いている女性（名士）セレブリティーより」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキブリザード（当時9歳）と交配したマルセイフォーユが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は原武久。戦績は、中央平地17戦1勝、地方5戦0勝2着1回。2003年の睦月特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、星川牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

8月17日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3歳（2003年）

1月14日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの睦月特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒラマサから1馬身半差の2着に敗北した。

2月2日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

3月30日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

6月22日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のミルキージェイドに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月6日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

10月14日、中4週で迎えた13戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた15戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、ノベンバー特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた16戦目は、ディセンバー特別（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（2004年）

1月25日、中4週で迎えた17戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

2月28日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

7月4日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

7月25日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で水出大介騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた22戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。