タマモロック（2020年生、母タマモボレロ）

タマモロック（2020年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ロックンロール音楽」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時17歳）と交配したタマモボレロが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。2024年のグリーンチャンネルカップ(オープン)で2着に入った他、2024年のアハルテケステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月16日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフェザーモチーフをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2023年）

1月22日、中3週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したエクロジャイトにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

4月22日、中8週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月29日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のコブラを3/4馬身振り切って2勝目を挙げた。

4歳（2024年）

1月6日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るショウナンカブトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

3月2日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で永野猛蔵騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

5月5日、中8週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムキングカメハメハカップ（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で永野猛蔵騎手（8戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のドゥラレジリエントをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月1日、中3週で迎えた14戦目は、アハルテケステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で永野猛蔵騎手（9戦3勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたビヨンドザファザー決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

10月6日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で永野猛蔵騎手（10戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では素晴らしい伸びを見せたが、伸びてきたショウナンライシン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月9日、中4週で迎えた16戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

5歳（2025年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、G2のプロキオンステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

3月22日、中7週で迎えた18戦目は、レグルスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた19戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオアシスステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

5月31日、中4週で迎えた20戦目は、M.M.ディー騎手を鞍上に迎えて、アハルテケステークス（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

7月6日、中4週で迎えた21戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのジュライステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

11月30日、約5か月の休み明けで迎えた22戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝2910m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。