キョウエイレディー（1987年生、母ヨシノアラシ）

キョウエイレディー（1987年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のトーエイジヤンボ（当時13歳）と交配したヨシノアラシが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は池内敏夫。戦績は、中央平地9戦0勝、地方27戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年のアラ系4歳。

経歴

デビュー前

吉野勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

7月22日、デビュー戦は酒井健二騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

12月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、5着に入り込んだ。

12月16日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3歳（1990年）

1月13日、中3週で迎えた4戦目は、アラ系4歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた5戦目は、アラ系4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で武藤善則騎手（4戦0勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

2月11日、連闘で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で武藤善則騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた8戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で武藤善則騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた9戦目は、町田俊夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

9月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西康志騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のトヨマフレツシユに3/4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系4歳（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西康志騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトヨマフレツシユをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

10月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、アラ系4歳（盛岡ダート1100m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西康志騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のユーテイーワンに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月11日、中3週で迎えた14戦目は、アラ系4歳（盛岡ダート1420m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で西康志騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、アラ系4歳（水沢ダート1420m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で西康志騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノビーナスに3馬身の差をつけて制した。

12月16日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の楓賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で西康志騎手（6戦4勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月24日、連闘で迎えた17戦目は、アラ系4歳（水沢ダート1420m 雪/不良）に出走。鞍上は8戦連続で西康志騎手（7戦4勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（1991年）

4月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般（盛岡ダート1100m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月21日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた19戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月6日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、アラ系一般（盛岡ダート1100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた21戦目は、千田知幸騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月27日、連闘で馬体重を前走から18kg減らして迎えた22戦目は、アラ系一般（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千田知幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系一般（水沢ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は西康志騎手（8戦4勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた24戦目は、アラ系一般（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西康志騎手（9戦4勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のデンジヤーガールに半馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

7月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、アラ系一般（盛岡ダート1420m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で西康志騎手（10戦5勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のドベールフアストをアタマ差制して6勝目を挙げた。

7月15日、中1週で迎えた26戦目は、アラ系一般（盛岡ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西康志騎手（11戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた27戦目は、アラ系一般（水沢ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は千田知幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた28戦目は、アラ系一般（水沢ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺正彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月8日、中1週で迎えた29戦目は、アラ系一般（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた30戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般（水沢ダート1420m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノトツプランから1馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中1週で迎えた31戦目は、アラ系一般（水沢ダート1420m 小雨/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月2日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、アラ系一般（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた33戦目は、アラ系一般（水沢ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は西康志騎手（12戦6勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた34戦目は、アラ系一般（水沢ダート1420m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマキヤンオーザから1馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた35戦目は、アラ系一般（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1992年）

1月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、栗駒賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。