ベネフィシャル（1999年生、母Princess Cashtime）

経歴

デビュー前

2歳（2001年）

11月3日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は536kg。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のフォレノワールに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月23日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

3歳（2002年）

1月12日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の寒梅賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

1月19日、連闘で迎えた5戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

2月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のブルーショットガンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

3月10日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（6戦2勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい16着に終わった。

8月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1000万下のマラヤンレーシングアソシエーショントロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で太宰啓介騎手（7戦2勝）。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

8月11日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で太宰啓介騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で太宰啓介騎手（9戦2勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

9月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で太宰啓介騎手（10戦2勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

10月20日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で太宰啓介騎手（11戦2勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の天ケ瀬特別（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で太宰啓介騎手（12戦2勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で太宰啓介騎手（13戦2勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマコトセイウンをハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

12月8日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で太宰啓介騎手（14戦3勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で太宰啓介騎手（15戦3勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

4歳（2003年）

1月19日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は17戦連続で太宰啓介騎手（16戦3勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着を確保した。

2月1日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で太宰啓介騎手（17戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったタニノゴードンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は19戦連続で太宰啓介騎手（18戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

4月26日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は20戦連続で太宰啓介騎手（19戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、スピニングアローにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月18日、約6か月の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で太宰啓介騎手（20戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で太宰啓介騎手（21戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、タイキジリオンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月23日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の天ケ瀬特別（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は23戦連続で太宰啓介騎手（22戦3勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

11月29日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は24戦連続で太宰啓介騎手（23戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のケイシンミツルに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

5歳（2004年）

1月11日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は25戦連続で太宰啓介騎手（24戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

2月1日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は26戦連続で太宰啓介騎手（25戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた27戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

12月5日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

6歳（2005年）

1月5日、中3週で迎えた29戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（26戦4勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の西陣特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（27戦4勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

2月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（28戦4勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた33戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

6月21日、約3か月半の休養明けで迎えた34戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のテレビ埼玉杯（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

8月15日、中7週で迎えた35戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、G3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた36戦目は、地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた37戦目は、ハンデ戦の長月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

12月14日、中7週で迎えた39戦目は、東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7歳（2006年）

1月3日、中2週で迎えた40戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の宝登山特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。