モツ（2016年生、母エスジーアンクル）

Motsu

2016.02.16

モツ（2016年2月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「持ったまま。息がもつ。福岡名物『もつ鍋』より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時16歳）と交配したエスジーアンクルが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻 牧場。戦績は、中央平地2戦0勝。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、辻牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、山下良子によって432万円で落札された。

石橋守厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

11月3日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた2戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3歳（2019年）

4月20日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6月5日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月26日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、3歳C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた7戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1870m 雨/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクリノフラゴナールを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

8月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は下原理騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアドベントサンデーをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2020年）

1月21日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックトリガーに約10馬身の大差をつけて2勝目を手に入れた。

3月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C1（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

2020年6月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。