フルハートビート（2021年生、母ビートフォーセール）

フルハートビート（2021年2月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「心のこもった手拍子」。毛色は栗毛。種牡馬のドレフォン（当時8歳）と交配したビートフォーセールが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は高村牧場。主な勝ち鞍は2024年の疾風迅雷スプリント。

経歴

デビュー前

当歳のとき、竹下浩一から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ノーザンファームによって2,200万円で落札された。

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月22日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー札幌（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月26日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2024年）

2月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、R.R.ピーヒュレク騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

4月21日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

6月27日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスサドル特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

8月31日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

10月29日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリナリアを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月27日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の疾風迅雷スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミヤビモルタルをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2025年）

3月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた9戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

4月1日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた10戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

6月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg戻して迎えた11戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1400m 小雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた12戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、務と政雄出会って18年記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた13戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた14戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は細川智史騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

9月18日、中3週で迎えた15戦目は、名古屋モーニングフィーバー43（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月2日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川智史騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた17戦目は、一般C6（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で細川智史騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた18戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川智史騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったマンノミューズに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C6（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で細川智史騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で細川智史騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。