リザーブユアハート（1996年生、母スペシャルアラート）

リザーブユアハート（1996年2月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハウスバスター（当時9歳）と交配したスペシャルアラートが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカヤノ牧場。戦績は、中央平地14戦2勝、地方24戦1勝2着3回。1998年の函館3歳ステークス(G3)に勝利した他、2001年の東京盃(G2)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

6月13日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のケイアイハリケーンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月2日、中6週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイネレジーナをクビ差振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

9月6日、中4週で迎えた3戦目は、2歳G3の新潟3歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月14日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳G2の京王杯3歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月13日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた6戦目は、2歳G2の全日本三歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。12着に敗れた。

3歳（1999年）

1月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

4月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた9戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1400m 晴/重）に出走。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた10戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた11戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後はバテてしまい18着に終わった。

4歳（2000年）

2月6日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から42kg増やして迎えた12戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、G3のシルクロードステークス（京都芝1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた13戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

3月5日、連闘で迎えた14戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた15戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

6月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、橋尚也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般A3以下（大井ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ベルモントウッズに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の銀河特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋尚也騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた18戦目は、海の日特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋尚也騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた19戦目は、地方重賞の報知オールスターカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で橋尚也騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた20戦目は、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で橋尚也騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の江ノ島特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で橋尚也騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイシュウカラーから5馬身差の2着となった。

10月27日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の神無月特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で橋尚也騎手（6戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入った。

11月24日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の仲冬特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で橋尚也騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

12月30日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の春待月特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で橋尚也騎手（8戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

5歳（2001年）

2月6日、中4週で迎えた25戦目は、小林真治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアメジスト特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、クローズカップに交わされて3馬身差の2着となった。

2月28日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の’01メトロポリタンカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は橋尚也騎手（9戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のアインアインに4馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

4月19日、中6週で迎えた27戦目は、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋尚也騎手（10戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた28戦目は、端午特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋尚也騎手（11戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月14日、中5週で迎えた29戦目は、G3の北海道スプリントカップ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋尚也騎手（12戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月31日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、ハンデ戦の千葉日報賞（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋尚也騎手（13戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

8月15日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた31戦目は、G3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋尚也騎手（14戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

9月5日、中2週で迎えた32戦目は、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で橋尚也騎手（15戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた33戦目は、G2の東京盃（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で橋尚也騎手（16戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の闘志でゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月23日、中7週で迎えた34戦目は、G3の全日本サラブレッドカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で橋尚也騎手（17戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて8着に終わった。

12月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、G3のとちぎマロニエカップ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で橋尚也騎手（18戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた36戦目は、G3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で橋尚也騎手（19戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

6歳（2002年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた37戦目は、地方重賞のフロンティアスプリント盃（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で橋尚也騎手（20戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

5月5日、中5週で迎えた38戦目は、G3の群馬記念（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で橋尚也騎手（21戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。