ラッキーフォーモア（1999年生、母クライングフォーモア）

ラッキーフォーモア（1999年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時12歳）と交配したクライングフォーモアが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地11戦1勝、地方19戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、白老ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ヤブウチによって840万円で落札された。

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

9月9日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

3歳（2002年）

6月1日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて17着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

7月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のライブリパワーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤哲三騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

4歳（2003年）

1月25日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

3月23日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5月7日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた14戦目は、青山裕一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青山裕一騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウェディングクリスに半馬身交わされて2着となった。

7月15日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

7月24日、連闘で迎えた18戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月30日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上B3-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は青山裕一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で青山裕一騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

5歳（2004年）

6月10日、約7か月の休養明けで迎えた21戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上C4-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シルヴァージュエルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月21日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた23戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

8月4日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上C3-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた25戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3-2（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウェイザミラクルに4馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

11月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上C1-3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C2-1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷周平騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C2-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小谷周平騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

6歳（2005年）

2月15日、中7週で迎えた29戦目は、4歳以上C3-1（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で小谷周平騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた30戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4-2（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。