メビウスリング（2003年生、母ミナミノコイサン）

メビウスリング（2003年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「メビウスの輪。牝馬らしくかわいいイメージより」。毛色は栗毛。種牡馬のムタファーウエク（当時7歳）と交配したミナミノコイサンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ターフィー牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方19戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の一般C4-7。

経歴

デビュー前

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

8月27日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

10月28日、中8週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた4戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、一般C4-7（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた5戦目は、一般C4-7（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユメノセテハバタケに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2007年）

1月3日、連闘で迎えた6戦目は、一般C4-4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部竜司騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

4月9日、連闘で迎えた8戦目は、一般C4-7（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部竜司騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4月15日、連闘で迎えた9戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部竜司騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦のスイートピー賞（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安部竜司騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

5月13日、連闘で迎えた11戦目は、一般C4-2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安部竜司騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月20日、連闘で迎えた12戦目は、一般C4-6（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で安部竜司騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノボアメリカンを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

5月28日、連闘で迎えた13戦目は、カシオペア特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で安部竜司騎手（9戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

6月4日、連闘で迎えた14戦目は、一般C5-5（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で安部竜司騎手（10戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。

6月11日、連闘で迎えた15戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カイテキドリームに交わされて2馬身差の2着となった。

6月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4-3（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セイカブレイズに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月2日、連闘で迎えた17戦目は、一般C3-4（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は安部竜司騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた18戦目は、鉄人石田第2の人生旅立記念（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（12戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キセキスズカに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた19戦目は、スピカ特別（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（13戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた20戦目は、スピカ特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安部竜司騎手（14戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のエリカ賞（金沢ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部竜司騎手（15戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた22戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、スピカ特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。