マテンロウアネモス（2020年生、母バロネスサッチャー）

マテンロウアネモス（2020年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+風(ギリシャ語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノダイヤモンド（当時7歳）と交配したバロネスサッチャーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は前野牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、前野牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、寺田千代乃によって3,190万円で落札された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月29日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2023年）

2月18日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

5月21日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したスマートメイプルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中3週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったラウラーナにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた7戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアルマロクザンを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

9月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷲頭虎太騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

11月11日、中9週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷲頭虎太騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた11戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

4歳（2024年）

2月4日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた13戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

4月7日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林美駒騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5月4日、中3週で迎えた15戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラスの飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。13着に敗れた。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は鷲頭虎太騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた18戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

10月20日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。