フェールクークー（2005年生、母ウッディークー）

フェールクークー（2005年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「いないいないばあ（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のアラムシャー（当時5歳）と交配したウッディークーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地20戦1勝、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

6月28日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

9月6日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入った。

10月4日、中3週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2009年）

2月13日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリンセスアイリに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月27日、中1週で迎えた6戦目は、トサミズキ特別（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、ジャスティスに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月12日、中1週で迎えた7戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のロードヴォヤージュを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

4月26日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

5月30日、中4週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

8月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクラサクラサクラを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月12日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月11日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月5日、中7週で迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた14戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

5歳（2010年）

1月16日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.クラストゥス騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

4月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5月16日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた19戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

8月8日、中6週で迎えた20戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた21戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

10月3日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

11月14日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。