スエヒロヴァン（2018年生、母キネオスイトピー）

スエヒロヴァン（2018年1月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+風(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時9歳）と交配したキネオスイトピーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は小泉牧場。主な勝ち鞍は2021年のサラブレッド観光in浦河町賞(一般C4-3)。

経歴

デビュー前

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

12月19日、デビュー戦は加藤祥太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、6着に入り込んだ。

3歳（2021年）

3月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。

6月8日、中9週で迎えた4戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金沢金箔賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

7月3日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

8月7日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた8戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、新冠産駒応援賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた9戦目は、ミシャ賞（門別ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクリノハーベストに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月28日、中1週で迎えた10戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、サラブレッド観光in浦河町賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブライダルクイーンに9馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月3日、連闘で迎えた11戦目は、ダーレー・ジャパン特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のナンヨーインディゴを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

4歳（2022年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は加藤祥太騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず14着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（7戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（8戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

4月17日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

8月24日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、藻川特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着を確保した。

9月11日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた20戦目は、加賀白山賞勝クラス（金沢ダート1500m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず3着に敗れた。

2021年12月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

10月29日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で永島まなみ騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた22戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

5歳（2023年）

3月25日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

4月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川端海翼騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

2023年5月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた26戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい5着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田雄大騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田雄大騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた29戦目は、ゼラニウム賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田雄大騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月31日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田雄大騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

2021年12月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。