トーホウスズカゼ（2000年生、母ビンジンスキー）

トーホウスズカゼ（2000年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋涼風」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時7歳）と交配したビンジンスキーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浦新徳司。戦績は、中央平地23戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

8月10日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

9月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

3歳（2003年）

3月8日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月22日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月13日、中9週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったビワユウビダイケイにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のサニーロングツアーをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

8月31日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

9月13日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた13戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

10月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったナムラカイソクに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岩崎祐己騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で岩崎祐己騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

4歳（2004年）

3月6日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したウィンワーシップに3/4馬身届かず2着となった。

3月27日、中2週で迎えた18戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた20戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。16着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた21戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き17着に終わった。

8月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。