マイネエンプレス（1997年生、母フラッシュアワー）

マイネエンプレス（1997年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時9歳）と交配したフラッシュアワーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井弘幸。戦績は、中央平地30戦1勝2着7回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新井峯吉から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、稗田牧場によって525万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,000万円（10万×100口）で一口馬主が募集された。

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

6月12日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したスギノエクセルを差し切れず、1馬身差の2着となった。

6月19日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったボールドシャドウに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったシーキングバルに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウインドジャマーに3/4馬身交わされて2着に敗れた。

12月18日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3歳（2000年）

1月9日、中2週で迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の端月賞（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた8戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の寒椿賞（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

2月19日、中0週で迎えた9戦目は、押田純子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月5日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったコバノスカッシュに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月19日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（6戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月10日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

9月16日、連闘で迎えた13戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエンドレスチャントを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

9月24日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4歳（2001年）

1月28日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小林慎一郎騎手（2戦1勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小林慎一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で小林慎一郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた18戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた19戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したパフィオに半馬身届かず2着となった。

5月13日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月28日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴来直人騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

12月1日、中2週で迎えた23戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったロイヤルキャンサーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月15日、中1週で迎えた24戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5歳（2002年）

1月27日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月9日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた28戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

5月3日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月30日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

6歳（2003年）

1月12日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に終わった。