サノノスピード（2021年生、母ペイドリン）

サノノスピード（2021年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+スピード」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のレッドファルクス（当時10歳）と交配したペイドリンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は信岡牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方3戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、信岡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、佐野信幸によって572万円で落札された。

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

6月18日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

3歳（2024年）

2月11日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく17着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/重）に出走。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず18着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた4戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレースノワエに約16馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

4月6日、中1週で迎えた5戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の仙台屋桜特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプリフロオールインを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプリフロオールインに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。