シリネラカツヒメ（1987年生、母テンパーソロン）

シリネラカツヒメ（1987年2月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時13歳）と交配したテンパーソロンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、中央平地12戦2勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳500万下(牝)。

経歴

デビュー前

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

12月3日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のライバメロディーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（1990年）

3月31日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミラーズドウターをクビ差振り切って2勝目を収める

10月21日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

11月4日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた6戦目は、J.クローン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’90インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4歳（1991年）

1月5日、中5週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

6月8日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の苫小牧特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

9月22日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、出口明見騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/不良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。