コスモユウチャン（2009年生、母アコレード）

コスモユウチャン（2009年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋斎藤祐樹投手の愛称より」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時12歳）と交配したアコレードが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、中央平地38戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村和夫から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって220.5万円で落札された。

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月16日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

10月15日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月24日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

3歳（2012年）

1月21日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月3日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、6着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で丹内祐次騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丹内祐次騎手（7戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシングンタイガーを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下の早苗賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で丹内祐次騎手（8戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月13日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丹内祐次騎手（9戦1勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

12月8日、中4週で迎えた15戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、6着を確保した。

4歳（2013年）

1月19日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（10戦1勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（12戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月13日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（13戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（14戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったロジサンデーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月19日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（15戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月13日、中7週で迎えた23戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の大森浜特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（16戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた25戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の定山渓特別（函館芝2000m 曇/重）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月1日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（17戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のライトヴァースを半馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

10月19日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた29戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

5歳（2014年）

3月16日、約4か月の休養明けで迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（18戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた31戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝2200m 晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で大外17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた32戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

6歳（2015年）

1月5日、約8か月半の休み明けで迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（19戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた34戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた35戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（20戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（21戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた38戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい17着に終わった。