リネンミサイル（2003年生、母リネンエンプティ）

リネンミサイル（2003年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ミサイル」。毛色は栗毛。種牡馬のスキャン（当時15歳）と交配したリネンエンプティが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はモリナガファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害3戦0勝、地方15戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳。

経歴

デビュー前

柏木一夫厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2006年）

5月26日、デビュー戦は柏木健宏騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は503kg。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るクニノベルバラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月5日、中0週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

8月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から25kg増やして迎えた3戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着に入った。

9月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のキングザボルケーノをクビ差振り切って制した。

4歳（2007年）

1月27日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

3月25日、中7週で馬体重を前走から28kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南田雅昭騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で南田雅昭騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月3日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南田雅昭騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

9月16日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南田雅昭騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた11戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上A3二（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で三野孝徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

12月29日、中0週で迎えた15戦目は、楽天競馬特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で三野孝徳騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

5歳（2008年）

1月17日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上A3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で三野孝徳騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

5月6日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた18戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コッパミジンに交わされて3馬身差の2着となった。

6月7日、中1週で迎えた19戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマイネルミステリオを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

6月14日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

8月17日、中6週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた22戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。14着に終わった。

11月29日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は南田雅昭騎手（6戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

6歳（2009年）

1月31日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた25戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた26戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた27戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。