コパノマイアミ（2021年生、母ミラクルモーメント）

コパノマイアミ（2021年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+米国フロリダ州の都市名」。毛色は栗毛。種牡馬のコパノリッキー（当時11歳）と交配したミラクルモーメントが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は合同会社小泉学。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小泉学から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、小泉学から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、小林祥晃によって341万円で落札された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月1日、デビュー戦は秋山稔樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、メイプルギャングに3/4馬身交わされて2着となった。

8月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月30日、中4週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、モモンウールーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

3歳（2024年）

1月20日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のルージュシュエットに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月25日、中4週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラスのネモフィラ賞（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

4月7日、中5週で迎えた10戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

8月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、逆瀬川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグラングストに6馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

10月5日、中7週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鳥屋野特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。