イーサンカレラ（2019年生、母プリッシーブリッチーズ）

イーサンカレラ（2019年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+レース(西)」。毛色は鹿毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時10歳）と交配したプリッシーブリッチーズが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は高瀬牧場。主な勝ち鞍は2023年の一般C2十三十四十五。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月31日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

3歳（2022年）

1月10日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

1月16日、連闘で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

2月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

4月23日、中8週で迎えた6戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月14日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩部純二騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず15着に終わった。

7月17日、中4週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

2022年8月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、鷹見陸騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一十二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見陸騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

デビュー前

鷹見浩厩舎（大井）へ入厩。

12月26日、デビュー戦は鷹見陸騎手を鞍上に据えて、一般C2十二十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての3番ゲートからスタート。競走除外となった。

4歳（2023年）

1月23日、中6週で迎えた16戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四十五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャンパンドバイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月23日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた19戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

7月31日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、ブルータープ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2七八九（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグリーンジェイドに4馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。