デルマセイシ（2018年生、母クラウンプリンセス）

デルマセイシ（2018年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+勢至菩薩より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時11歳）と交配したクラウンプリンセスが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳1勝クラス。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、によって円で落札された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月9日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のイフィゲニアをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月6日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた3戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月1日、中9週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの矢車賞（阪神芝2200m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサトノスカイターフに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月4日、中5週で迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

8月29日、中7週で迎えた7戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

11月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

4歳（2022年）

2月26日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松若風馬騎手（3戦2勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（4戦2勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの丹波特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

7月2日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの駒場特別（函館ダート1700m 雨/重）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

9月4日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの釧路湿原特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの瀬戸内海特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（5戦2勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

12月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの猪名川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

2023年1月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。