チェルカトーレ（2012年生、母エーソングフォー）

チェルカトーレ（2012年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「探究者（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時18歳）と交配したエーソングフォーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。主な勝ち鞍は2016年の一般C2四五。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額1,575万円（3.15万×500口）で一口馬主が募集された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

9月20日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は432kg。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

12月21日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り17着に敗れた。

3歳（2015年）

3月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から32kg減らして迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

8月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から38kg戻して迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月31日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアンワンワールドに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2016年）

2月11日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月15日、中4週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた8戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のビーディフォースをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

4月18日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のノーブルカイザーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月4日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したジャストフォーユーにクビ差届かず2着となった。

7月2日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

5歳（2017年）

3月20日、約6か月の休養明けで迎えた15戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた16戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

7月9日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の彦星賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天与のガッツで諦めることなく走り切り、4着を確保した。

7月29日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月14日、中7週で迎えた21戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。15着に敗れた。

12月9日、中7週で迎えた22戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

6歳（2018年）

2月2日、中7週で迎えた23戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、先鋒賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

3月16日、中5週で迎えた24戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、通年ナイター!船橋ハートビールナイター☆（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた25戦目は、神速賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた26戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、春和特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた27戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、瞬発賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

9月3日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

9月17日、中1週で迎えた29戦目は、FM岩手杯（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた30戦目は、ターフチャレンジ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1（盛岡ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた32戦目は、一般B1（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

12月8日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた33戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた34戦目は、一般B1（水沢ダート850m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

7歳（2019年）

3月24日、約3か月の休み明けで迎えた35戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で阿部英俊騎手（7戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

3月31日、連闘で迎えた36戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1400m 小雪/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

4月7日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

4月14日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（9戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

4月20日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（10戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた40戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（11戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり4着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた41戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（12戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。