ウィズアットダンス（2020年生、母ウィズアットレース）

ウィズアットダンス（2020年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「踊りの達人。父名、母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時17歳）と交配したウィズアットレースが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2024年の一般C3二。

経歴

デビュー前

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月18日、デビュー戦は秋山稔樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は392kg。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

11月19日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

3歳（2023年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって18着に終わった。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

6月18日、中7週で迎えた6戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた7戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

4歳（2024年）

5月30日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、馬い!美味しい紅茶発売記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた10戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、馬い!篤やのハニーペッパー発売記念（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、ツーエムタイガーに交わされて3馬身差の2着となった。

7月21日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3二（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のフレンドリームーンに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月30日、中5週で迎えた12戦目は、馬い!篤やハニーペッパー発売記念（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデルマアメミットを猛烈な末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

9月25日、中3週で迎えた13戦目は、祝!芝山はにわ国重要文化財登録記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。