サムライハート（2002年生、母エアグルーヴ）

サムライハート（2002年4月9日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「侍の心」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したエアグルーヴが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦3勝。主な勝ち鞍は2005年のドンカスターカップ(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2億2,000万円（550万×40口）で一口馬主が募集された。

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月7日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は508kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルシルバートに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月11日、中4週で迎えた2戦目は、2歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3歳（2005年）

10月8日、約10か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のチョウノゾミに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月13日、中4週で迎えた4戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のシンメイセレリティをアタマ差振り切って圧倒的人気に応えた。

4歳（2006年）

3月5日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。