フミノアンタレス（1999年生、母ザカリフ）

Fumino Antares

1999.03.26

フミノアンタレス（1999年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時12歳）と交配したザカリフが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日の出牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着1回、地方7戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

土門一美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

9月7日、デビュー戦は竹之下智昭騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

9月15日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

12月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のクリノヨッシーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月21日、中1週で迎えた4戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のルスナイユウカに8馬身の差をつけて優勝

4歳（2003年）

1月2日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のオールフォーワンに8馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

1月15日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフォスインガに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月4日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のフォスインガに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月16日、中5週で馬体重を前走から28kg減らして迎えた8戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

3月22日、連闘で迎えた9戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた10戦目は、加古川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のバンブージェダイをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

5月10日、中3週で迎えた11戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた12戦目は、名古屋チャレンジカップ アポロ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったインフェルノシチーから2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2004年）

1月11日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジョープシケに2馬身の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

2月7日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く粘り込んで、最後は2着のニジノカナタヘをハナ差振り切って勝利をモノにする

2月28日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（5戦3勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた16戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったウォーターソルファに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4月10日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（6戦3勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（7戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（8戦3勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

6月19日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の出石特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、4着に入った。

11月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田優騎手（9戦3勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6歳（2005年）

1月9日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（10戦3勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。