ユアーザボス（1998年生、母オースミスワン）

ユアーザボス（1998年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダハール（当時17歳）と交配したオースミスワンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）碧雲牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方25戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年のフキノトウ特別(一般C)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、碧雲牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって693万円で落札された。

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

7月9日、デビュー戦は千田輝彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

3歳（2001年）

6月17日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg減らして迎えた2戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴広騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

8月21日、連闘で迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の’01ナティーサドル特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したローランティエラに半馬身届かず2着となった。

9月5日、中1週で迎えた7戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のセプテンバーシリーズ第4戦（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月22日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

10月13日、中2週で迎えた9戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

10月20日、連闘で迎えた10戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月10日、中6週で迎えた11戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2002年）

1月2日、中2週で迎えた12戦目は、一般C7（中京(地)ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルクセレクションからクビ差の2着に惜敗した。

1月16日、中1週で迎えた13戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のワイエムマイコに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月8日、中2週で迎えた14戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた15戦目は、フキノトウ特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は児島真二騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のヒデノダッシュをハナ差制して勝利をモノにする

3月11日、中1週で迎えた16戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、あざみ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた17戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、ジャスミン特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた18戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシューリンクから半馬身差の2着となった。

5月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた20戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のアズマダイナをハナ差制して3勝目を奪取した。

8月19日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた25戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた26戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったコスモアローから3/4馬身差の2着となった。

11月14日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（11戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた28戦目は、エリカ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（12戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた29戦目は、ゼラニューム特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（13戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月30日、連闘で迎えた30戦目は、福寿草特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（14戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2003年）

1月14日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた32戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったリジャイナから1馬身差の2着となった。

2月9日、中1週で迎えた33戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。