イッツザファースト（2016年生、母シーブリーズライフ）

イッツザファースト（2016年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「それが一番」。毛色は芦毛。種牡馬のダンカーク（当時10歳）と交配したシーブリーズライフが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2019年の中山七里特別(一般C1イ)。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月10日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。17頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

3歳（2019年）

2月3日、中9週で迎えた3戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

2月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でF.ミナリク騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

4月7日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた7戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月18日、中8週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

10月23日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の肥後菊特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニホンピロコレールを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

11月8日、中1週で迎えた12戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミテルテに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた13戦目は、中山七里特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパークスに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2019年11月22日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2020年）

2月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

5月17日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月5日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

5歳（2021年）

1月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月2日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月13日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。13着に終わった。