サクラタイシーオー（1991年生、母サクラレデイⅡ）

サクラタイシーオー（1991年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時9歳）と交配したサクラレデイⅡが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1994年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

1月8日、デビュー戦は小島太騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、エクセデールに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスケルツォを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

2月20日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスナークバンダムをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

3月27日、中4週で迎えた4戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小島太騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

7月31日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のNST賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で小島太騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

4歳（1995年）

5月6日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小島太騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた7戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京ダート1000m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したマグマアタッカーにハナ差届かず2着に甘んじた。

5歳（1996年）

7月20日、約13か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、サザンウッドにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月10日、中2週で迎えた9戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。